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株式会社日立ンダストリアルプロダクツは、シンガポール共和国(以下、シンガポール)において、シンガポール最大の総合石油化学会社Singapore Refining Company Private Limited(以下、SRC社)が、脱炭素化に向けた目標を掲げるなか、既設の当社製圧縮機の駆動機を蒸気タービンからモータに変更する改造案件を受注しました。

背景

シンガポールは2019年に東南アジアで初めて炭素税を導入した国です。炭素税は2019年から2023年までは二酸化炭素排出量1トン当たり5シンガポールドルでしたが、2024年からは5倍の25シンガポールドルに引き上げられました。
炭素税が導入されたことにより、SRC社は既設の当社製圧縮機の駆動機を蒸気タービンからモータに変更することで、蒸気量を減らし、二酸化炭素の排出量を削減することを決めました。

取り組み

SRC社に対し、当社は多くの遠心圧縮機、往復圧縮機を納入してまいりました。既設の当社製圧縮機のメンテナンスを通じて築かれた信頼関係に基づき、本改造計画においても、SRC社の改造後の運転案の検討に真摯に対応し、最適な改造案と高性能な遠心圧縮機を提案してまいりました。

成果

プラントの心臓部としての役割を担う遠心圧縮機に対し、駆動機だけでなく、機器全体の総合的なエンジニアリングを含めた提案を行い、お客さまの経営目標の実現に貢献するとともに、今後のさらなる事業拡大への支援に尽力してまいります。

当社は今後もみなさまの期待に応える製品・サービスの提供を通じて、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

以上